緊張したときや疲れているとき、呼吸が浅くなった経験は誰にでもあるはずです。実はこの「呼吸の浅さ」は、声の質だけでなく、演技の説得力にも影響を与えることがあります。
胸式呼吸と腹式呼吸のちがい
呼吸には大きく分けて、胸を使う「胸式呼吸」と、お腹まわりを使う「腹式呼吸」があります。胸式呼吸は呼吸が浅く速くなりやすいのに対し、腹式呼吸は横隔膜(おうかくまく)を大きく動かすことで、より多くの空気をゆっくりと取り込むことができます。歌唱や発声の分野では、この腹式呼吸を安定して使えることが、声のコントロールにおいて重要だとされています。
呼吸が浅いと、何が起こるのか
呼吸が浅い状態が続くと、次のようなことが起こりやすくなります。
- 長いセリフの途中で息が足りなくなる
- 声が細く、震えたように聞こえやすくなる
- 緊張がさらに呼吸を浅くし、悪循環になる
- 感情を込めたい場面で、息のコントロールが追いつかない
特にオーディションや本番など緊張しやすい場面では、呼吸の浅さが実力以上に不利に働いてしまうこともあります。
横隔膜を鍛えるという発想
腹式呼吸そのものは意識すれば誰でもできますが、「安定して深く使い続ける」ためには、横隔膜まわりの筋肉をある程度鍛えておく必要があります。体幹トレーニングの中には、呼吸に関わる筋肉に働きかけるメニューもあり、日頃のトレーニングを通じて、無意識のうちに深い呼吸がしやすい身体をつくっていくことができます。
呼吸は感情表現にもつながっている
呼吸は、単に声を出すための手段ではありません。息のスピードや深さは、驚き、怒り、悲しみといった感情表現の説得力にも直結しています。呼吸が浅いままでは、頭で理解している感情を、声にうまく乗せきれないこともあります。逆に呼吸をコントロールできるようになると、間(ま)の取り方や声の強弱に、より豊かな表現の幅が生まれます。
VOICE ACTOR FITNESSでは、呼吸と体幹を関連づけたトレーニングを通じて、声優・表現者としての土台づくりをサポートしています。呼吸の浅さに悩んでいる方は、一度サービス内容をご覧いただければと思います。